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ちょっと一息(仮)
                                                   6月号

学II J.M

 新歓シーズンも終わり、いよいよクラブが本格的に走り出しました。6月からは木曜にこれまで通りメニュー練を、水曜にノック練を計画しています。もちろん1回生用の練習も別に考えてあるので、どしどし参加してください。また、皆さんに恐れられ(過ぎ?)ているダッシュも始まりますが、これはあくまで大会に備えた基礎体力作りのためのものですので、怪我などで出来ないと判断したら無理せずにキャプまで伝えてください。それでは、新メンバーも加わったところで、クラブの約束事をおさらいしておきます。
1.挨拶
 これは基本的なことですが、部員同士はもちろん、体育館関係者の方々に対しても、きちんとした挨拶を心がけてください。
2.準備・後片付け
 下級生が中心となって迅速に行ってください。上回生がしているのをぼんやりと見ていることのないように、下の者が率先して動きましょう。
3.フロア内での飲食禁止
 フロアが汚れると、体育館の方に迷惑がかかる上、怪我のもとにもなります。休憩の際には、フロア外で水分補給してください。
4.練習中にフロアに座り込んだり、壁にもたれたりしない
 練習中の気の緩みは怪我を引き起こします。また、こういった行為は他の部員の士気も低めます。休憩の際はフロア外でやすみましょう。
5.遅刻した場合
 体操、ストレッチに遅れた場合は、まずランニングをして体を作ってください。そして、その後皆と同じ練習に加わる際は、必ずキャプテンまで伝えてください。

今月は練習日が異常にある幹部泣かせな月ですが、これほど練習できる期間というのもめったにないと思いますので有効に活用してください。西医体で悲願の初勝利を狙っている人、自己ベストを更新する人、はたまた大会最終日生き残りを目指す人、目標は人それぞれですが、その実現に向けて1・2回生はまず基本的なショットの習得から、そしてある程度以上打てる3回生などは同じ場所から同じフォームで色んなショットをコースに打ち分けられるようになると試合運びが変わってくると思います。そういった意識をもって基礎打ちから取り組んでみてください。努力する者には必ずや勝利の神は微笑みます。



東西文化考

学1 H.K

 なぜかわかりませんが、今回新聞の原稿を書かせていただくことになりました。バドミントンについて書くのもおこがましいので自分が小さい頃から興味深く思っていたことを述べます。それは日本文化の地域差なのですが、といっても色々言及するときりがないので、関西と関東限定で、さらにその中でもくだらない発見を述べたいと思います。
関西と関東での違いは山ほどありますが、言葉、特にアクセントとイントネーションの違いなどははるか昔から指摘されているし、あまりにも有名なので言語学の方に任せたいと思います。ただ、最近気づいたのが、“谷”の読み方です。たとえば、渋谷とあれば池田市の方は、“しぶたに”という地名を思い浮かべるでしょうが、東京の人ならかなり少なく見積もっても99.9%の人は“しぶや”と読むでしょう。他に、歴史でも有名な一ノ谷、鹿ヶ谷など関西では“たに”で、四谷、谷津、扇ヶ谷など関東で“や”と読む有名地名は数に限りがありません。また、人名にしても中谷とかいて、東日本では、“なかや”(たとえば雪の研究で有名な中谷宇吉郎博士は石川県出身)、西日本では“なかたに”でしょう。また“大谷”さんと言えば大阪なら、“おおたに”さん、東京なら“おおや”さんの可能性が高いです。京都は本願寺関係で“おおたに”とよみますが、栃木では“大谷石(おおやいし)”という石材が有名です。
 なぜこのような読み方のが異なるのかは現在研究中ですが(というかただ単に分からないだけですが…)、やはり日本人を形成した人々が多様だったからかもしれません。よく縄文系、弥生系といいますが、言語的にも南方系、大陸系、北方系が入り混じっていて、それが関係しているのかもしれません。
 次にエスカレーターの乗り方が大阪と東京では違うことはご存じでしょうか。大阪では右側に立ちますが、東京では左側に立ちます。で、調べてみようと名古屋に行ってみると左でした。では東西の境目に近い関ヶ原ではどうかと思い、関ヶ原町へ先日行ってみたのですが、あまりにも田舎すぎてエスカレーターどころか二階建てを超える建物がほとんどありませんでした。で、京都は意外に左に立つのです。京都駅は左でしたが、四条に限っても阪急では右、京阪では左が多いような気がしますがよく分かりません。境界は京都市内かな、という感じです。朝日新聞の夕刊にも先日その研究が出ていましたが、えらく暇な記者もいるものです。またヨーロッパなど世界的にも右立ちが多いそうですので、大阪は国内では孤立していますが国際的といえます。その理由としては、万博のころエスカレーターが増えたので外国式にしたとか…。では東京はなぜ左かといいますと、江戸は武士の町で刀は左にさすので、ぶつからないように左に立つという人がいますが、こんな説を立てた人は少々頭がおかしいんじゃないでしょうか。邪馬台国が近畿か九州かで議論が分かれていますが、琉球説とかエジプト説を主張する人なみに奇人だと思われます。結局理由は不明です。
 他にもうどんとそばとか、お笑いの好み(これはかなり面白いです)など数限りなく興味深いテーマがあるのですが、上の二つのテーマにやたら紙面を割いてしまい、全く書けなくなってしまいました。続きは東西文化考2で述べたいと思います。とにかく東京の文化に染まらず、大阪が一つの重要な文化の発信源として存在し、文化の多様性に貢献していることはとてもすばらしいことです(私の書いた例はそれと関係ありませんが)。阪大は大阪の“学問”という分野でその一翼を担っていると言われています。優秀な皆様には是非頑張っていただきたいと思います。私は役に立てそうもないですが…。





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Last updated: 2004/08/07 22:32
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