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ちょっと一息(仮)
                                                   7月号

学II J.M

 いよいよ西医体まで1ヶ月を切ってきました。今年の梅雨は降水量が少なく、西医体開催地出身のキャプとしては、断水が大会中に実施されないことだけを祈るばかりです。
 さて、今月はより実戦モードへ、ということで練習試合を2つ設けました。これまで練習してきたショットや攻め方を試す絶好のチャンスであると共に、普段対戦しない相手と勝負して新たな改善点が見つかることもあるでしょう。ひとつ上のステップをいくならば(特に3回生)、相手の弱点や癖を試合の中でいかに早く見つけられるか。コートの外から見ているとそれが一目瞭然なのに、試合をしている当の本人は羽根を追いかけるのに精一杯で相手をよく見ていない、ということがよくあります。競り合いの時や苦しい時にはそこまでのラリーを思い出して、どんな攻め方をしたらサービス権が返ってきていたかをもう一度考えてみてください。
 月末には強化練が待っています。今年は日数が取れないため、その名の通り練習だけの3日間となってしまい、宴会や班別対抗戦のようなお楽しみの時間が削られて精神的にややきついかもしれませんが、この強化練を乗り切ればおそらくこの先迎えるどんな合宿も余裕です。もちろん、これらのお楽しみはなくなったわけではなく、春合宿でしっかりやるので期待しておいてください!




アメリカンイメージ

教1 S.K

 今回、栄えある新聞原稿の新入生トップバッターを仰せつかりました。 何について書くべきか結構悩んだのですが、やはりここは僕が若き日々を送ったアメリカという国に、日本人が持ちがちなイメージについて語らせて頂きたいと思います。
 とにかく関心を持たれがちなアメリカという国に住んでいたとなると、必然的にいろいろと聞かれます。 皆さんが持っているイメージを聞くことが出来て面白いのですが、やはり中には「ん?」と思うようなイメージも混じっているわけです。 地方から阪大に来た人が「大阪人の主食=お好み焼き」だと思い込んでたり、「梅田≠大阪」だと勘違いしてたりするのと同じようなものなのだと思うのですが。
 例えば多いのが「銃を持ってたりしたの?」です。 答えはもちろんノーで、誰でも持っていて良い訳でもありません。 銃の所持には専用の免許を取得する必要があり、未成年にはもちろん取得できません。 取る気もありませんでしたけど。 ちなみに僕が住んでいた町は非常に平和な町で、過去23年間殺人事件がありませんでした。 町の警察の最優先課題は交通整理と駐車違反の取締りで、幸い、僕は生の銃声を一度も聞くことなくアメリカ生活を送ることが出来ました。
 次に多いのが「麻薬とかお酒ってOKなんでしょ?」です。 分からないイメージでもないですが、一応ハズレです。 OKの意味にもよりますが。 アメリカでの麻薬規制はかなり厳しく、麻薬所持は結構重い罪です。 ただ、残念ながら横行は防げておらず、友達も数人やってました。 実はつい先日、数学チームの後輩が麻薬所持で逮捕されたばかりです。 おそらくヤツは今、自宅謹慎中でしょう。 お酒に関しては、州ごとに法律がかなり違ってきます。 僕の住んでいた州ではお酒は21歳からで、未成年の飲酒に対する取り締まりは日本よりよっぽど厳しく、学生(大学生を含む)が年齢証明なしでお酒を買うのは意外と困難です。 日本のように自販機で気軽に買うなどというのは絶対にありえません。 しかし、ナゼか大抵の高校生は記憶の無い土曜日の夜を一度と言わず体験しています。 全くの謎です。
 そしてもう一つ、必ず驚かれるのが車の免許を持っている高校生が多いことです。 僕も持っていましたが、車が使えるというのは素晴らしいことです。 州間高速という片側3車線のストレートコースが整っていたりするとなおさらです。 高速というのはとりあえず速く走るために存在するのですから。 思う存分ドライブを楽しむことが出来ました。 ただ、地元の町が平和な町なだけに、夜中のドライブ後に近所の公園の駐車場などでたむろしているとほぼ確実に見回りのパトカーに遭遇して、職質を受けます。 実際、僕も2回やられました。 2003年元旦の午前2時、カウントダウン・パーティーの流れで男女総勢8名にて新年の抱負を浜辺で叫んだ後、公園でマッタリしていた時にやられたのには萎えました。 まぁ、酒も薬ももちろんないので無問題でしたが。 いきなりヒュンヒュンチカチカとやられると驚きます。
 高校主催のダンパ、体罰(?)教師の成れの果て、「とにかくデカけりゃ良い」思想、ココは幼稚園か?的な高校の校則など、他にも面白いネタはたくさんありますが残念ながら紙面が足りません。 バド新聞の8月号増刊の噂を聞きますが、リクエストがあってかつ機会が得られればまたその時に書きたいと思います。
 部に入って早2ヶ月、されどまだ2ヶ月。 実は今、早くもバドシューズを紛失するという大粗相を犯し我が未だ短きバド人生最大の窮地に立たされつつ、締め切り当日の午前3時に原稿を書いているというオッチョコチョイかつ締め切り直前魔な僕ですが、これからも皆勤目指して頑張っていきたいと思いますのでどうか暖かい目で見守ってやってください。 これからもバドに限らず、様々なご指導をお願いします。






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Last updated: 2004/08/07 22:32
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